150回 簿記検定試験 全国平均合格率

150回簿記検定 合格率

150回簿記3級・簿記2級合格率

はやいもので11月の150回簿記検定試験から1か月経過しました。

全国平均合格率が商工会議所より発表されていました。

 

今回も簿記2級は合格率が低かったです。

簿記2級の全国平均合格率は、14.7%

簿記3級の全国平均合格率は、43.8%

でした。


150回簿記2級の内容は

第1問 仕訳

第2問 固定資産(税効果 連結あり)

第3問 貸借対照表

第4問 費目別計算(仕訳)

第5問 直接原価計算(CVP分析)

 

簿記2級

第1問 仕訳

問題文の表現がすこし変わっていましたね。

戸惑った方も多かったと思います。

 

第2問 固定資産(リース取引 税効果 連結あり)

固定資産の取得、圧縮、減価償却、リース、税効果、連結といった

盛りだくさんの内容。減価償却に関しては、直接法でした。

間接法の問題が多いので、見落とした方もいらっしゃるかもしれません。

よく問題文を読み込まないと、ミスしやすい問題でした。

 

第2問は個別論点を問われることが多いです。

例えば、有価証券、株主資本等変動計算書、商品売買、銀行勘定調整表などです。

今後もこの傾向は続くと思います。

 

第3問 貸借対照表

問題数や内容も基本的なものでした。

 

第4問 費目別計算

仕訳問題。賃率差異が間違えやすかったかもしれません。

他は基本的な問題です。

過去問や練習問題を解いて慣れていきましょう。

 

第5問 直接原価計算(CVP分析)

 小5問目 高低点法は操業度が分かりづらかったですね。

 他は基本的な問題でした。

 

 

150回簿記2級は、第3問目の貸借対照表が一番解きやすい問題でした。

第1問、第2問は、問題の見落としや勘違いをしてしまうと点が取れない問題でした。

第4問、第5問の工業簿記も細かく見慣れない問題がありました。

解きやすい問題でいかに点を取っていけるか。が、とても重要になってきています。

 

難しい問題に時間をかけず、基本的な解きやすい問題で点を取る。

「捨て問題」の見極めが大事です。

普段問題を解くときも、一つの問題にあまり固執せず

ここは解かなくても大丈夫。といった選択ができるようになれるといいですね。

 

簿記2級は70点に届くのが難しくなってきています。

合格率も2回続けて 10%台でした。

次回の2月、151回では少し合格率が高めになるといいのですが。

 

150回簿記3級の内容は

第1問 仕訳

第2問 帳簿組織

第3問 残高試算表

第4問 伝票会計

第5問 精算表

 

簿記3級

第1問 仕訳 基本的な問題が多くみられました。

 

第2問 帳簿組織 

補助簿の選択、売上、売掛金を求める問題でした。

 

第3問目の試算表は、2重仕訳がありましたが解きやすい内容だったと思います。

試算表の仕訳が出来なかった方、間違えてしまった方は

テキストをチェックして次回に備えましょう。

 

第4問 伝票の問題では

仕訳を分解する方法と擬制する方法があります。

今後も出やすい論点ですので、

間違えてしまった方は練習問題をやってみましょう。

 

第5問目 精算表

基本的な問題が多かったですが、

保険の解約や、利息の前払いの問題など

一部の問題ですこし戸惑ってしまったかもしれません。

 

簿記3級の合格率は43.8%。

解きやすい問題が出題されたな、という印象でした。

ただ、焦って間違えてしまった。

いつもの調子で解けなかった。

おしくも70点に届かなかった方もいらっしゃると思います。

 

諦めずに勉強を続けてください。

基本ができていれば必ず合格できるのが簿記3級です。

150回で惜しくも不合格だった方は、151回での合格を目指しましょう。

151回は2019年2月24日(日)です。

 

150回簿記2級 実受験者数 49,516名      合格者数 7,275名 合格率14.7%

150回簿記3級  実受験者数 88,774名      合格者数 38,882名 合格率43.8%

 

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