貸付金と借入金


取引先や従業員にお金を貸したり、逆に資金繰りがうまくいかず取引先や銀行からお金を借りることがあります。

お金を貸す場合は「貸付金」(資産グループ)勘定、お金を借りる場合は「借入金」(負債グループ)勘定を使って処理します。

貸付金は、いずれお金が返ってきて資産が増えるので、資産グループです。借入金はいずれお金を返さなければならず、資産が減る要因ですので負債グループになります。利子の処理を求められることもあります。

貸付金の利子は「受取利息」(収益グループ)として処理します。借入金の利子は「支払利息」(費用グループ)として処理します。

 

貸付金

問題1.7月1日、取引先の浜松商店に現金300,000円を貸し付け借用証書を受け取った。

貸付金

問題2.8月1日、浜松商店から貸付金の利息2,000円を現金で受け取った。

受取利息

問題3.8月31日、浜松商店に貸し付けていた300,000円を現金で返済を受けた。

貸付金返済

貸したお金を返してもらう時には、返してもらえる権利が消滅するため、資産の減少として処理します。

借入金

問題1.10月1日、取引先の掛川商店に借用証書を渡し、現金200,000円を借り入れた。

借入金

問題2.11月1日、掛川商店に借入金の利息1,500円を現金で支払った。

支払利息

問題3.11月30日、掛川商店から借り入れていた200,000円につき、現金で返済を行った。

借入金 返済