消耗品

消耗品とはコピー用紙や文房具、事務用品などの「短期間ですぐに使ってなくなるもの」をいいます。

消耗品のうち会計期間内に使ってなくなってしまう分を「消耗品費」として処理し、残った分は「消耗品」として次期に繰り越します。

「消耗品費」は費用として処理し、「消耗品」は資産として処理をします。

消耗品の仕訳で注目したいのは、購入時に「資産」として処理する方法と「費用」として処理する2つの方法があることです。決算時の処理も2つの方法で処理が異なります。

購入時資産として処理する方法


6月15日、消耗品3000円分を購入し、代金は小切手で支払った。

決算時の処理

消耗品の会計期間内に使用し、なくなった分(使った分)を「消耗品費」として計上します。「消耗品」勘定から「消耗品費」勘定へ振り替えます。

 

12月31日、期末に消耗品のたな卸しを行ったところ期末未消費高が1,000円であった。

購入時費用として処理する方法


6月15日、消耗品3000円分を購入し、代金は小切手で支払った。

決算時の処理

費用として処理する場合は、期末に残っている分を「消耗品」として計上します。「消耗品費」勘定から「消耗品」勘定へ振り替えます。

 

12月31日、期末に消耗品のたな卸しを行ったところ期末未消費高が1,000円であった。