ソフトウェア(資産)は、コンピュータを動作させるためのプログラムや、指令を組み合わせたデータの集まりのことです。無形固定資産の一つです。無形固定資産とは、目には見えないけど具体的な形のない長期的に利用する資産をいいます。ソフトウェアは平成28年6月から簿記2級に追加された項目です。①取得時 ②決算時に仕訳が必要になります。
自社利用を目的としてソフトウェアを購入、制作した時には、取得原価をソフトウェア(資産)として処理します。付随費用も含めて処理を行います。
問題1.当期首に自社利用する目的でソフトウェア150,000円を購入した。自社用にカスタマイズするための付随費用30,000円とともに現金で支払った。
自社利用のソフトウェアは、利用可能期間(通常5年以内)にもとづき、残存価格をゼロとした定額法により償却します。記帳方法は直接法です。
問題2.決算になり当期首に取得したソフトウェアを、定額法により5年間で償却する。
もしも期中にソフトウェアを取得していた場合は、使用した月数に応じて償却額は月割計算を行います。