仮払金と仮受金


仮でお金は支払ったけど、いくら使うのか確定していない。という場合に「仮払金」勘定を使って処理します。例えば出張に行く場合を考えてみてください。会社からお金を出してもらいますが、タクシー代にいくら、宿泊費にいくら使うか確定してないですよね?こういった概算額で支払っておいた。いくらになるか足りるか足りないかもわからない場合に「仮払金」と覚えてください。

仮受金は、お金は受け取ったけど何の金額かはっきりわからないという場合に使います。仮に受け取ったよ。という処理ですね。

例えば出張先の社員からお金の入金があった。お金は入ってきたから仕訳はしたいけど、何のお金かは分からない。売掛金の回収なの?売上なの?その内容が分かるまでは「仮受金」勘定を使って処理します。

どちらも内容が分かったら適切な勘定科目に振り替えが必要です。仮払金は資産グループ 仮受金は負債グループです。

 

 

7月20日 従業員の出張代金として50,000円を概算で現金で支払った。

7月23日 従業員が出張から戻り、概算で渡していた50,000円のうち45,000円を旅費交通費として使ったと報告を受け、残り5,000円は現金で受け取った。

7月22日 出張中の従業員から、普通預金口座に10,000円の入金があった。内容は不明である。

7月23日 7月22日の入金10,000円は、売掛金の回収であることの報告を受けた。