電卓の「表示」に関してですが、最低でも10桁以上、12桁のものがベストです。3級ではそんなに金額が大きいことはないので、10桁でも足りるかもしれませんが、2級になると金額が大きくなり、表示がされなくなっちゃうんですね。だから12桁がおススメです。
金額が大きくなると「100,000,000円」のように何個「0」を打つのか分からなくなります。
そこで、「00」キーもしくは「000」キーが付いていると、数字の入力が楽になります。ぜひ使ってみてください。
あとは、重さも多少必要だと思います。あまり軽めのものだと、キーを打つ時に動いてしまうこともあります。
大事なことは、正確にキーを打てるようになること!です。生徒さんでも、電卓を早く打てるようになりたいからといって、電卓の練習ばかりしてしまう方がいますが、仕事でも簿記の試験でも大事なのは「速さ」ではなく「正確さ」だったり「簿記への理解」です。
人と比べると、自分はすごく遅くて焦ってしまう。とよく聞く話ですが、「簿記」は焦らずじっくり「理解」しながら勉強していきましょう。暗記にたよってばかりだと応用問題が解けなくなります。
日商簿記検定では、
「印刷(出力)機能」
「メロディー(音の出る)機能」
「プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)」
「辞書機能(文字入力を含む)」が付いている電卓を使うことは出来ません。
ただし、
「日数計算機能」
「時間計算機能」「換算機能」
「税計算機能」「検算(音の出ないものに限る)機能」
については、プログラム機能に該当しないものとして使用が許されています。
・メモリー、GT機能がある
・キーロールオーバー機能搭載
メモリーキーを使えるようになると、紙やペンでメモをとらなくても複数の計算を楽に行えます。
・M+(メモリープラス) 直前の数値、または計算結果をメモリーに足すときに使用
・M-(メモリーマイナス) 直前の数値、または計算結果をメモリーから引くときに使用
・MR(メモリーリコール) これまでのメモリー計算の結果を表示
・MC(メモリークリア) これまでのメモリー計算の結果をクリア
簡単な計算をやってみよう!
2,400円のテキストを3冊と、800円の練習問題を2冊購入した。
メモリー計算の特徴は、各計算の後に=(イコール)を使わないことです。イコールをつかわずに M+ M- キーを使います。
小計を出すイメージです。そのあと全部の金額を知りたい場合は、 MR キーを使います。
ちなみに M+ M- を使うとメモリーに残っちゃいますので、通常のクリアAC(オールクリア)ではメモリーの数値のクリアは出来ません。メモリークリアしたい場合は、MC キーを使います。メモリー計算の場合はMCって覚えてくださいね。
※メモリー計算の方法をご紹介しましたが、カシオやシャープなどメーカーや機種によって、操作が違う場合がありますので注意してください。自分の電卓の使い方を調べてみてくださいね。