前払金と前受金


商品を仕入れる際に、人気商品を仕入れようと思ったら確実に購入したいので「手付金」「内金」を支払うことがあります。この前もって支払った仕入代金を「前払金」として処理します。前もって支払っているので、後日商品が手に入ります。物が手に入いる→資産が増える要因ということで、「前払金」は資産グループになります。

8月1日 商品15,000円の注文をするために、手付金5,000円を現金で支払った。

手付金を支払ったときには商品はまだ仕入れていないので、仕入勘定は使いません。

商品を仕入れた時に、仕入勘定を使って処理します。

8月10日 商品15,000円を仕入れ、代金のうち5,000円は以前支払った手付金を充当し、残額は掛けとした。

8月20日 商品20,000円の注文を受けた。手付金10,000円を現金で受け取った。

手付金を受け取った時には、商品を売り渡していません。実際に商品を売りあげた時に「売上」勘定を使って処理します。

8月30日 商品20,000円を売上げ、代金のうち10,000円は先に受けとった手付金を充当した。残りは掛けとした。