簿記3級検定では、問題用紙、解答用紙、計算用紙が配布されます。計算用紙はA4サイズの白紙1枚です。
この計算用紙を上手く使わないと、用紙がいっぱいになり、消しながら計算しないといけなくなります。
※追加配布はされません。公平に全員1枚ずつです。
そこで日ごろから、使い慣れていただくと割と見やすく集計などもしやすくなりますので、白紙の使い方をご紹介します。
ちなみに一番計算用紙を使う問題は「試算表」です。仕訳もかくし、Tフォームを作ったり、計算もしないといけなかったりしますし。
慣れてしまえば、仕訳や勘定科目や金額を、直接問題用紙に記入して集計するという手もあります。初心者には難しいので慣れたらやってみるとよいでしょう。
①まず縦半分に折って、左側をさらに半分に折ります。
私は癖で、縦に半分に折ってしまいますが、工業簿記だと横に長い方が製造の流れが分かりやすくなるので、お好みで横にして使ってもいいと思います。
②左側に仕訳を記入していきます。
右側は転記、集計するのに使っていきます。
勘定科目や金額は自分が分かればいいので、略して書いてください。例えば「減価償却累計額」なんて書くと時間がかかってしょうがないので、ここは「減累」のように記入していきます。
金額も、例えば1,000,000円 ゼロが多い場合は時間がかかってしまうので、 1,ー,ー のように略して書きます。
分かりづらかったり、間違えそうだったらゼロをちゃんと書いてくださいね。
※集計ミスを防ぐには、仕訳は揃えて書くこと。
勘定科目 金額は揃えて適度な大きさで。
③あくまでも参考までに。
勘定科目はこんな感じで略しています。
例えば現金はcashの「C」
売上と売掛金は「売」と略すとどっちか分からなくなるので、売上は「う」。売掛金は「うX」としています。
皆さんもミスなく略せるような、勘定科目の書き方を身に着けてくださいね。
※あくまでも計算用紙上の書き方です。
解答用紙に、勘定科目を略して書くと、もちろん得点されませんのでご注意ください。